【ピアノ】 ドリー組曲 〜フォーレ

ドリー組曲はフォーレによるピアノ連弾用の作品集。子守唄、ミ・ア・ウー、ドリーの庭、キッティ・ワルツ、優しさ、スペイン舞曲の6曲で構成されています。ドビュッシーとの関係から「子供の領分」と並べて評価されることもあります。フォーレらしい優しい音色と響き、テクニック的にもそんなに難しくはありません。

個人的には12月の発表会のピアノ連弾の演奏候補として、これまでドビュッシーの小舟にて・バレエ〜「小組曲」、ファリャのスペイン舞曲〜「はかなき人生」を考えています。その上で「この曲も良いかも」と思いついたのがこの作品。

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第1曲の子守唄とラストのスペイン舞曲を演奏すれば、緩急の対比、時間的にも5分程度で、プログラムとしてはちょうど良さそうです。

ドビュッシーの小組曲を演奏するにあたり、その色合いを思い出したいと思って、青森県立弘前南高校吹奏楽部の演奏を聴きました。その際、iPodでその下に並んでいたのが同校が演奏したドリー組曲。どちらも全日本吹奏楽コンクールの演奏で、小組曲が1979年、ドリーは翌年の1980年の演奏になります。

両曲ともにオリジナルはピアノ連弾、オケ編曲版もガンガンと鳴らす曲ではなく(この演奏に使用した吹奏楽版が各々ビュッセル、ラボーの管弦楽編曲版を元にアレンジしたものなのかどうかは不明ですが)、その意味で異彩を放った選曲でした。また、これらの演奏でもトゥッティの明るく輝かしい響きの素晴らしさが群を抜いており、そもそも弘前南高校はとりわけ金管セクションが優れているというイメージもあったという点からも、なぜ敢えてこういった曲を選んだのかは興味のあるところです。評論家の中には、小組曲の演奏について「せっかくの選曲なのに音色のディストリビューションも何所へやら」と酷いことを言っていた人もいます(上野晃さんです)が、普門館で聴いていた僕は心休まる温かく優しい音楽だなと思いました。

閑話休題

ドリーはフォーレが、妻のマリーの友人のエンマの娘(愛称ドリー)が生まれたことを祝って書かれた作品。エンマは後のドビュッシー夫人で、「喜びの島」が作曲されたのはドビュッシーが彼女と駆け落ちしたとき。それで喜びの島とドリーが繋がりました、的に綺麗に展開すれば良いのですが、実はフォーレはエンマと不倫関係にあり、ドリーは実はフォーレとの間にできた子供だという説もあるようです。うぁ〜ドロドロですね。ドビュッシーがその点で酷いということは知れ渡っていますが(エンマとのことを原因とした元妻の自殺未遂後ドビュッシーは世間から隠れていた)、フォーレもそうだったというのは意外というか、もうどいつもこいつも的展開ですね。

身近なところでそういうことし過ぎ、この人たち(笑)

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小組曲は2人が曲に対して持つイメージが違うと合わせにくそう(まぁどんな曲でもそうかも)ですが、ドリーの方がその点で入って行き易いのではないかと。この曲も候補に加えて頂こうと思います。



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