藤田真央さん ~チャイコフスキーコンクール


これまで藤田さんの演奏を聴いたことがなかったという非国民です(笑)

まずは本選出場おめでとうございます。通過予定者が当初6名で、太った鹿賀丈史のようなマツーエフの野郎(あっすみません、下品で)が6人目に藤田さんを飛ばしてブロバーグさんの名前を言ってしまったので、万事休すかと思いきや7名だったというハプニング。その意味は?と勘繰りたくもなりますが、それは考えないことにして本選の演奏を楽しみに待ちたいところです。

一次予選、二次予選ともに藤田さんの演奏だけはすべて映像配信で聴きました。ホールの響きはわかりませんが、一次予選のバッハは平均律第1巻の20番イ短調。この鬼畜な曲を、やや緊張の面持ちながらも実に楽しげに弾いてのけ、続くチャイコンらしくない(と勝手に僕が思っている)モーツァルトのソナタK.330がチャーミングかつ音楽の喜びを体現した演奏で、聴いている僕もその喜びに浸りました。コンクールを忘れるような演奏とは正にこのことかと。誰ですか?若い人にはモーツァルトは弾けないとか言うのは。続くドゥムカもチャイコンらしくない演奏に聴こえましたが、実にエレガントで優しく語りかけるような演奏。これまで聴いたこの曲の演奏の中で最も僕の好み。バッハで惹きこまれてその魅力に取り憑かれたまますべての演奏が終了。素敵だと思ったのは当然僕だけではなく、会場ではスタンディングオベーションまで出るというお祭り騒ぎ。

二次予選はスクリャービン、ショパン、そしてプロコフィエフのいずれもソナタ。スクリャービンはご本人としてはどうだったのでしょう? 抑制された演奏からは一次予選の溌剌さを垣間見ることもありませんでしたが、ショパンからプロコへの変化を聴くとそういう意味なのかなとも。スクリャービンにそもそも溌剌さはないと僕は思ってはいますけれど(笑)、肩も上がっていたし緊張されたのかな。でも美しい響きを朝靄の中で聴くかのような演奏。ショパンになると力が抜けて歌いたい放題。ラストに向かって4楽章全体の盛り上がりも十分の感動的なフィナーレ。この時点で鳴りやまぬ拍手とブラヴォ!二度も立って挨拶させられてリサイタルかよ。静寂を取り戻した中で始まったプロコの7番は若者らしい溌剌とした演奏。それでもグイグイ攻めるというよりはエレガントで美しい響きと音楽の中にパワーを感じさせてくれて、実に魅力的。いやもう虜にになってしまいました。

他のコンテスタントの方々の演奏を聴いていないので、結果という意味からのコメントはまったくできませんが、これらの演奏が評価されたのは本当に良かったと思います。さて、販売されているディスクは総ざらいして聴かなければ!

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