コチシュ編:第1幕への前奏曲 ~ニュルンベルクのマイスタージンガー


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この楽譜を購入したのは何年前のことだったのでしょう。十何年前と言うべきなのかも知れません。

吹奏楽の神様と言われた屋比久勲先生の訃報に接し、先生が必ず演奏会で採り上げた(とTV番組で聞きました)ローエングリンの「エルザの大聖堂への行列」をリストが編曲したものを弾いてみたところ、70年代の沖縄のチームはワーグナーが好きだったなぁ、首里高校がマイスタージンガーを自由曲にしたこともあったなぁということで、このアレンジの存在を思い出しました。

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これが冒頭部分。とにかくオケ譜の音をすべて音にしなければ気が済まない的なアレンジです。細かい音が出てこないここですら、10本の指では足りないくらいで、これが中間部の木管を中心としたアンサンブルから盛り上がっていく部分になると、もう阿鼻叫喚の断末魔。

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コチシュ自身の演奏が録音されており、これを聴くとさすがコチシュで、誤魔化しのない緻密な演奏を聴くことができます。一方で、ずっとf~ffが続くような感じで、兎に角四角くてゴツゴツの演奏に聴こえます。いやもう勘弁してと言いたくなるくらいにうるさい(笑)

楽器を変えながらうねりを伴いながら盛り上がっていくところや、弦楽器を中心とした豊かな倍音の甘いアンサンブルも、少なくとも僕には台無しなっているように思えます。コチシュですら音にするのが精一杯的な演奏で、ワーグナーの影も形もないといったところかと。僕が弾いても、手も足も出ないくらい難しいというわけでもないのですが、曲の体はなさないです。

一方で、リストが編曲した「エルザ」の方は曲の性格もありますが、岩盤のようなアレンジにはなっておらず、この曲の繊細さと優美さ、静かな盛り上がりを捉えたもので、さすがリストといったところ。

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このアレンジでもコチシュの演奏は結構固い(しうるさい)ので、マイスタージンガーの方も別のピアニストが弾けば違うのかも知れません…このアレンジで別の録音があれば聴いてみたいものです。

ちなみに「エルザ」はこのアルバムに入っています。最も有名なタンホイザー序曲の他、リエンチやさまよえるオランダ人、トリスタンとイゾルデやパルジファル等々が入っています。

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