パリの喜び


この曲はオッフェンバックのオペラ等からロザンタールがバレエ用にアレンジしたもので、「喜び」と訳されてはいますが「賑わい」とした方がこの曲の雰囲気を伝えてくれるように思います。構成と出典は以下の通りになります(()内が出典)。

序曲 (パリの生活)トゥルネ・トゥルネと手袋屋ガブリエルの歌
アレグロ・ブリランテ (市場の女商人たち)
ポルカ (月世界旅行)
レントラー (リーシェフとフリッチェン)
マズルカ (ヴェル=ヴェル)
ワルツ (パリの生活)
アレグロ (パリの生活)ブラジル人のクプレ
ポルカ (美しきエレーヌ)3幕前の間奏曲(かつエレーヌの浮気バレの歌)
ワルツ (地獄のオルフェ)オルフェの弾くヴァイオリンの曲
マーチ (アルカザールの竜巻)
ワルツ (美しきエレーヌ)2幕前の間奏曲(かつ最後のコンチェルタート)
アレグロ (パリの生活)ブラジル人のクプレ
ワルツ (ホフマン物語)オランピアの幕のワルツ
決闘 (月世界旅行)
ワルツ (ラ・ペリコール)ペリコールのアリア「手紙の歌」
カンカンへの序奏 (ロザンタールオリジナル)
カンカン1 (ロビンソン・クルーソー)
カンカン2 (地獄のオルフェ)
カンカン3 - ポルカ (地獄のオルフェ)「あなたの手口はバレている」
カンカン4 (パリの生活)
カンカン5 (地獄のオルフェ)有名な「地獄のギャロップ」
終曲 (ホフマン物語)ホフマンの舟歌(バルカロール)

ロザンタール自身の指揮によるモンテカルロ管の演奏の他、僕の手許にあるのは小澤征爾、デュトワの指揮によるもの。YouTubeをチェックするとあのショルティが振っている演奏が出てきました。ちょっと流れ気味で怪しいんですが、勢いで行ってしまえ!という感じが却ってこの曲の雰囲気を伝えているように思います。

そして、僕がこの曲を初めて聴いたのがまたまた吹奏楽で、86年全日本の中村学園女子高校による演奏でした。この年は偶々後輩たちも出場していたこともあり、今や懐かしの普門館でライヴで聴きました。前半最後から2番目に登場した中村学園の演奏に会場は沸きに沸きました。ちょっと前に埼玉栄高校のダフクロの演奏があり、久々の吹奏楽版ダフクロに沸きましたが、それに勝るとも劣らない興奮の坩堝でした。その2年後、千葉の土気中学校が足立第十四中とあの圧倒的な宝梅中のダフクロに挟まれ、最後に川越野田中と春日井柏原中がダフクロで金賞を受賞した状況で、猛烈なドライブ感で爽快にぶっ飛ばした猛烈な演奏を聴かせて、ダフクロだらけの中で見事金賞に輝きました。

以降、この曲は人気曲にもなりましたが、この2チームなみの興奮を伝えてくれる演奏にはお目にかかっていません、残念ながら。

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さて、これがピアノ譜になります。アカデミアだったかで見つけて、かなりの高額だったのですが、せっかくの出会いなんだからと思い切って購入しました。画像は冒頭部分とカンカンのラストですが、オリジナル(オリジナルもアレンジなんですが(笑))のオーケストレーションは再現されておらず、きちんと調べたわけではありませんが、おそらくバレエの練習用のピアノ譜なんだろうと思われます。

ともかくバイエル黄色からツェルニー100番のレベルで弾けてしまうような楽譜で、音にしてみたときには相当がっかりしたことを覚えています。冒頭の弦楽器によるオブリガートは付記されていますが、これを弾こうとすると左手の活用等工夫が必要だし、左手をメロディの弾き分けで使ってしまうと、ベースラインがスカスカになってしまいます。まぁこのまま弾いても中低音はあまりにスカスカで、パーカッションがない中では貧相この上ないのですが。

先日の「イスの王」もそうですが、オリジナルがピアノにはあまり馴染まない作り方になっているんでしょうね。ピアノ曲ではないので当たり前ですが。それでもピアノで弾いてみたいと思ってしまう悲しい性です(笑)

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