スペイン奇想曲


この曲もピアノで弾いてみたい曲の一つです。

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ピアノソロのアレンジはウインカーという人のものが出ています。一方、ピアノ連弾の方はリムスキー・コルサコフ自身によるものがあります。

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第1楽章アルボラーダの冒頭、上がピアノソロ版で下が連弾版です。ソロ版は指が足りないので音が少ないのは仕方がないとしても、ツェルニーの練習曲みたいなアレンジだし、そのくせ和音の使い方がゴテゴテしていて、まぁともかくイケてないのです。この曲も新たなアレンジが出てくることを期待してしまいます。

さて、この曲は第3~5楽章を中心に吹奏楽コンクールの自由曲として、かつてよく採り上げられていました。その中でも74年の秋田市立山王中の演奏が群を抜いて素晴らしく、僕の中ではこの演奏を超えるものは長らく存在しませんでした。第1楽章なんだか第3楽章なんだかわからなくとも、少々荒っぽいところがあっても、演奏が終わるか終わらないかのタイミングで沸き起こった拍手を聴けば、会場が湧いたこともわかります。

第4楽章と第5楽章を少しずつカットしたこのヴァージョンが変化を見せたのが79年の出雲一中の演奏。課題曲にあの「プレリュード」を選んだので、自由曲の演奏時間が短くなったことも要因だと思いますが、第4楽章は全曲演奏する一方、第5楽章はすっ飛ばしていきなりコーダに入るというカット。中村学園女子も同じカットで演奏していましたし、その時期にはこのバージョンが流行ったようです。

5金特演でブリヂストン久留米が採り上げた際にはもちろん全楽章ノーカットでの演奏でした。とても美しいアンサンブルでしたが、僕が期待していたのはそういう演奏ではなかったので、殆ど印象に残っていません。

中標津中、春日井柏原中、甲府敷島中と中学校の部では立派な演奏も多く、特に敷島中はとても上手でした。それでも、僕の中では山王中の演奏を凌いではくれませんでした。ただ、一つ忘れられないのは雄新中で、あの演奏が銅賞というのは、いくらなんでもという気が今でもしています。

もうこの曲を吹奏楽(コンクール)で聴くことはないかなと思っていたときに出てきたのが習志野高校でした。ずっとウォッチしていたような書き方をしてしまいましたが、そんなことはなく、一年以上経ってたまたまiTunes Storeで見かけてダウンロードして聴いてみただけなんですが(笑)

まぁこれがとてつもない快演そして名演で、僕の中で山王中を超える演奏が現れたことになります。メカ的には今どきの高校生のみなさんにはさして難しいものではないのだと思いますが、各々のパートの確実性と見事なアンサンブル、そしてこのチームの持ち味である艶やかな木管セクションの響きを活かした演奏でした。特にクラリネットパートの見事さは筆舌に尽くし難いくらいのレヴェルでしたし、その中でソロを受け持った方のソロクラリネットとしての音、表現には脱帽しました。

この手の曲は、響きや調性でオケの原曲と比較されやすく、ちょっと違うなということになると減点されてしまうような面がありそうなので、コンクールに持ってくるのは「不利」なんでしょう。それでも採り上げた習志野高校はもちろん自信もおありだったのだと思いますが、そこに敢えてチャレンジされたことに敬意を表します。ブラヴォが飛び交っていましたが、これは自然に出てきたものだろうと思います。僕もその場にいたらブラヴォしていたかも知れません。

6/3
【トレーニング】 胸3・肩1・背中2・二頭筋2・三頭筋2・体幹4各3セット、エアロクライム157w60分、ストレッチ
【ピアノ】 フーガ~平均律第9番、エチュード作品10-1、バラード第4番、スペイン奇想曲

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