台湾生まれ日本語育ち


台湾の戦後がわかるかなぁ・・・と気軽に読み始めたこの作品。読み進むにつれ、とってもデリケートなテーマが語られていることにだんだん気づき始めました。あくまでも僕個人の感想です。

祖父母が日本統治時代の皇民化政策により日本語を流暢に話し、両親は中華民国国民党の政策により「中国語」(普通語)を強制され、そして著者姉妹はお父さんの仕事の都合で日本で育てられ、日本語は話すけれども台湾語が日常語ではないという複雑さ。以前読んだ小説の中でも、家族の中で何を喋っているのかわからないという状態が当たり前、という様子が描かれていました。この作品を読んで、あれはこういうことだったんだなぁと今さらながらわかったような気がしています。

今、親日的な人が多いのは、日本統治時代が良かったということではないんだろうなぁ、と何となくではありますが感じています。台湾のために尽くした個人はおられます。でも、国としてはどうだったのかなぁ。頑張って最新式のインフラを整備していったということも読んだことがありますが、その動機はわからないですし。国民党独裁よりも日本統治の方がマシだったということは云えそうですが。

これからも問題意識を持ちながら、手探りでも読んでいきたいと思います。もちろん個人はそれぞれでしょうけれども、優しい人が多いし、3.11のときにはあれだけの寄付をしてくれた国です。やはりもっと知りたいと考えています。

ところで、日本人はA型が多い一方で、台湾の人はO型が多いそうです。4種類しかない血液型で何もかたれないだろう、一般化は無理と思ってはみるものの(台湾の人は血液型によるこの手の分類は信じてないようです)、僕は「ああ、なるほどね」と思わず頷いてしまいました。どうでしょう?(笑)

台湾生まれ日本語育ち
温又柔著 白水社

P.S. 白水社の本を読んだのは何十年ぶりでしょうか。あと、この作者の文体に僕は馴染めず、読むのに苦労したことも書いておきたいと思います。

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この記事へのコメント

2016年01月31日 11:38
ご無沙汰しております。
白水社の本にははずれがないですね。みすず書房と並んで、大好きな出版社です。
午後は図書館に行く予定があるので、探してみます。興味深い本の紹介をありがとうございました。
24hirofumi
2016年01月31日 13:10
> aostaさん

お久しぶりです。読み応えがありました。もっと知りたいなと思うのですが、やはりそのためには中国語ができないと難しいかも知れません(汗)
2016年02月01日 12:10
図書館、行ってまいりました。
「台湾生まれ日本育ち」我が町の蔵書にはありませんでしたが、となりの図書館館から借りられることになりました・・・・のですが。
貸し出し中の上、すでに次の予約も入っているとのことで順番待ちになってしまいました。白水社の本って、一般受けするものは少ないように思っていたので、意外や意外。早く順番が回ってきますように(^^♪
24hirofumi
2016年02月01日 20:53
> aostaさん

あらら~そうなんですか。なかなかの人気なんですねぇ。ともあれ順番が早く回ってきますように!

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