至高の名演~アルプス交響曲 ヤンソンス&RCO


いつもお世話になっているヒロノミンVさまのエントリーを拝読して、さっそく購入して聴いたこのディスクには驚き、そして大感動でした。

中低音が包容力のある響きを醸し出す中での新鮮でシャープな響き、弦セクションと管セクションのブレンドの素晴らしさは従前通り、特に高音金管と弦との配合の絶妙さはこの演奏でも健在でした。イイトコ取りだとしても、ライヴとは信じられない完成度の高さで、トランペットのハイトーンが当たりきらなくて若干の濁りが生じた部分もありましたが、パイプオルガンの響きに滑らかさを加えたような、正に熟成のサウンドを全般を通して、かつ安定的に聴かせてくれています。

そして特筆すべきは、表現力という一言で片付けられないレヴェルのメッセージ性の高さ、豊富な語彙、そしてパレットの豊かさで、夜明け前の静けさ、鮮やかな日の出、山登り、草原の情景、突き抜ける青空と太陽の光、登頂の喜び、変わりやすい山の天候、雷鳴の中の下山、そして帰還といった光景が目の前に浮かぶようでした。このオーケストラならば、サンダーマシンやウインドマシン、カウベルなどの特殊楽器は必要ないようにすら感じられました。

昨年の9月発売というこのディスク、お薦めです。

リヒャルト・シュトラウス
交響詩“ドン・ファン”作品20
アルプス交響曲 作品64
マリス・ヤンソンス指揮
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団

<ドン・ファン> 2007年10月18&21日、2008年1月16&17日
<アルペン> 2007年9月19-21、23日
アムステルダム・コンセルトへボウ(ライヴ)

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この記事へのコメント

ヒロノミンV
2010年04月27日 22:36
こんばんは
CD評、まさに僕が感じたことを言葉にして下さった!と膝を打ってしまいました!
拙ブログにリンクを貼らせていただきましたので、ご了承くだされば幸いです。
24hirofumi
2010年04月28日 05:48
> ヒロノミンVさま

リンクのご依頼ありがとうございます。手続きにイマイチ明るくないのでちょっと調べてみますのでお時間を頂戴できますでしょうか。

こちらこそ良いディスクをご紹介頂いてありがとうございました。素晴らしい演奏に感動しました。
ヒロノミンV
2010年04月28日 07:54
 たびたびすみません。
 拙ブログに貼らせて頂いたリンクは、本記事本文に書かせて頂いたと言う意味ですので~
http://hironominv.blog.so-net.ne.jp/2010-04-21
 言葉足らずですみません。。。
24hirofumi
2010年04月29日 17:39
> ヒロノミンVさま

了解致しました。もちろんよろしくお願い致します。ボクの方こそ勝手にリンク貼ってしまって申し訳ありません。ご了承頂ければ幸いです。

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