ショパン~バラード第3番

どうやら中秋の名月は拝めそうにありません。

何となくショパンが弾きたい今日この頃
昨晩も退社後ジムで一汗流し、近為のお漬物で晩ご飯。
おばあちゃんみたいな食事ですけれど(笑)、結構好きです。
そして、ピアノに向かいました。

時間のないときにハノンやピシュナをチンタラやってらんないので
指馴らしにショパンの即興曲第1番をゆっくりと
そして、バラードの1番と3番を弾きました。

「舞踏への招待」のように始まるバラード1番ですが
支配するのは鉛のようなどんよりとした重さ
メロディーが美しければ美しいほど切なさが増してくるこの曲。
ま、そんな風にはとても弾けてはいませんけれど(笑)

一方のバラード3番。
1番が平家物語の琵琶法師の詩吟だとすれば、こちらは明るい吟遊詩人の歌。
この曲を書くにあたってショパンが影響を受けたとされるミキェヴィッツの詩「水の精」。

若者は森をさまよい、湖のほとりで水の精に出会った。
二人は愛を語り合い、心変わりしないことを水の精は若者に誓わせた。
若者はまた別の湖のほとりで若い女に出会った。
女は先の水の精の化身であり、若者を誘惑して試した。
若者が女の誘惑に負けたとき、女は水の精の姿に戻り
悔しそうに若者に抱きつくとそのまま湖の底に引きずりこんだ。
何もなかったかのような静寂だけが残った。

本当に影響を受けたのかどうかはわかりませんが
実はハッピー・エンドではないのですね、この詩。
十数年前、NHK教育テレビで放映された「ショパンを弾く」で
カツァリスはこのストーリーに従って曲を解釈していて、非常に共感を覚えました。
ただ、ラストはちょっと異なっていて
水の精だけが消えて、若者がとり残されることになっています。
でも、「男女の語らい」の第1主題が
クライマックスでファンファーレ的に奏された後は
若者は吹っ切れて、逆にサバサバしてあっけらかんとして曲が終わる。
なかなかイイ感じの展開です(笑)

バレエっぽい展開、そして溢れる幸福感と明るさ
その点でこの曲はバラードの中でもボクのお気に入りです。
4番の方が名曲だとは思いますが。

カツァリスのレッスンが放映されたのは
ちょうどボクがベルギーから帰国後、暫くしてピアノを十年ぶりに再開した頃でした。
あのテキストの順番通り、放映にあわせて曲をさらっていったのですが
結局、最後から2番目のソナタ第3番第1楽章で力尽きました(笑)
今や製本した糸が切れてバラバラ直前ですが
いっぱい書込みをしたこのテキストをひっぱり出してくることが多いです。
演奏そのもので言うとカツァリスはあまり好みではありませんが。

去年から新しく「スーパーピアノレッスン」が始まっています。

ボクが道化師の朝の歌をやったのは、何を隠そうベロフのレッスンを見たのがきっかけ。
ルイサダによるショパンのシリーズもありましたが
ショパン・コンクールを意識したのかピアノ協奏曲の回が多く、無理・・・。

今は「ロマン派を弾く」で講師はダルベルト。
相変わらず凄いオーラだな、この人は。
髪の毛が黄色だったり紫色だったりしそうだ・・・。

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