藤田真央デビューアルバム


遅ればせながら藤田真央さんのディスクを纏めて購入しました。まず聴いたのはこのデビューアルバム。

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ベートーヴェン: ソナタ第6番ヘ長調 作品10-2
ラフマニノフ: 楽興の時 作品16
三善晃: ピアノ・ソナタ

藤田さん15歳のときの録音です。ベートーヴェンは柔らかくかつ多くの倍音を感じる豊かな響きによって、とても瑞々しい音楽を聴くことができました。語り口もとても穏やかながらも若々しく雄弁で、こんな活き活きとしたベートーヴェンのソナタは久しぶりに聴いたような気がします。ラフマニノフもしっとりと歌い上げられており、こういった演奏ならば苦手な僕でもラフマニノフを聴きたくなります。

そして、何と言っても説得力があったのが三善晃のソナタです。聴いた途端に「三善晃の曲だな」とわかるような響きですが、その特徴あるリズムも含めて高い共感をもって演奏されており、日本人のアーティストが日本の作曲家の作品を演奏する意味、いや意義を感じました。

よくこの年齢でと思ったのですが、年齢は関係ないのかも知れませんね。僕が三善晃の作品を「赤毛のアン」以外で初めて聴いたのは、秋田南高校吹奏楽部による「管弦楽のための協奏曲」で、その2年後に同じチーム(当然メンバーは異なりますが)による「交響三章から第3楽章」でした。前者は特に技巧的に大変な難曲でもあり、口の悪い大人は「高校生がこういった曲をアクロバットのように演奏するのは」云々と自分のレベルの低さを披瀝していたようですが、見事な演奏の根底にあるものは作品に対する「理解」や「共感」なわけで、15〜18歳の高校生が歴史に残る演奏を残した根底にはそれがあったのだと思っています。

話が横道に逸れましたが、このディスクの演奏は逆に「これが15歳の演奏なの?」と考えさせらるような音楽性の高い演奏で、中村紘子さんが「彼のピアノに恋しちゃったわ」と仰ったというのは誇張でも何でもなく、この「惹き」の強さは何なんだろうと。素晴らしい演奏でした。

【トレーニング】脚3・体幹3各3セット、エアロバイク140w60分、ストレッチ
【ピアノ】フーガ〜平均律第15番、プレリュード〜平均律第16番、映像第1集

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