3つの交響的素描「海」 ピアノ版


ドビュッシーと云えばやはりこの曲が気になります。

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ドビュッシー自身によるピアノ連弾版もありますが、これはギャルバンによるソロ版です。オケで聴くとあれだけ立体的なこの曲もピアノソロバージョンだとこんなに平板な楽譜になってしまいました。

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冒頭はともかく、2枚目の画像に示されたオーボエの主題、その次の画像の金管楽器の力強いコード、そして最後の画像にある筈の波しぶきが弾け散る様は、これらの楽譜からは浮かんできません。弾き始めるとそのギャップに違和感を覚えます・・・僕自身の実力は置いといて。それじゃピアノらしく、というかピアノ曲として弾こうとしてもさらに違和感(笑)

このアレンジ譜を使った録音もありますが、一生懸命なんですけど・・・と唸ってしまうような出来栄え。ピアノソロで弾くべきではないのかも知れません。

さて、この「海」、特にこの画像の第3楽章「風と海との対話」は、一時期吹奏楽コンクールの自由曲として数多く採り上げられました。出始めた頃は「風の管楽器、海の弦楽器の違いを表現することはできないから、吹奏楽には不向き」とか演奏することそのものがそもそもダメ的な批評が多かったと思いますが、そのうちそんな声は聞かなくなりました。倍音の少ない管楽器、それもコンクールの人数制限の45人や50人で演奏しようとすると響きが平板になってしまうのは確かだと思いますが。

僕はこの曲を演奏したことはありませんが、後輩のみなさんが2度もコンクール自由曲として採り上げており、1度目のときは水たまり程度のところから、かなり壮大な海になるまでの長期間聴かせてもらいました。

吹奏楽アレンジ譜も色んな学校からお借りしたようで、豊島十中や出雲高校のアレンジ譜も拝見しました。結局そのときは八田先生のアレンジ譜を使わせて頂いたようですが、あの響きが出るんですよね。数年後埼玉栄高校もこのアレンジで演奏されたようですが、基本の響きは同じだったように感じました。

そんなこんなでスコアまるごと暗譜しているような状態で、さてピアノで弾いてみると幻滅~なんですね。やはり無理なんだろうなぁ。管弦楽の映像「イベリア」も同じようにソロ版があり、こちらも弾いてみたかったりします。こちらの方がまだ違和感はなさそうですが、どうなんでしょ?

そうそう、先日の吹奏楽コンクールで神奈川大学が自由曲として演奏されたようです。ドビュッシー没後100年、しして神大がこの曲を演奏して始めて金賞をもらったのがちょうど40年前のコンクールということで記念演奏なんでしょうか。これは聴いてみたいかも。

11/1
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