コンクールに勝つということ


先週末は吹奏楽の全日本コンクールが名古屋で開催されました。

YouTubeにアップされていた演奏からいくつか聴いてみました。話は逸れますが、こういったアップは本来アウトなんでしょうけど、チケットも手に入りにくいということですし、ネットでライブ中継でもすれば良いのにと思います。演奏も無料公開が無理なら、即有料ダウンロードできるようにするとかできないものでしょうか。

僕の場合はもう聴きにいくことはないでしょうし、お金を払ってダウンロードしたりもすることはないと思います。でも、こうやってアップされていると聴いてしまうというセコいおっさんです(笑)

さて、久しぶりにまとめて聴いたところ、アッペルモントというベルギーの作曲家があのブリュッセルでのテロを題材として書いた「ブリュッセル・レクイエム」を演奏した中学校は化け物で凄い、というか本当に素晴らしい演奏でした。一方で、鉄板の超中学校級の今や名門校も肩ひじ張らずに聴くものを惹きこむ演奏を聴かせてくれていました。採り上げた曲が例によって邦人作品でどうしようもない曲なんですが、それでも格調高い演奏は流石です。

高校の部では、同じアッペルモントの作品を演奏した九州の名門校が素晴らしかった。テーマとして使用されている「月の光」のバリエーションが明確で、輝かしい金管に加えて艶やかな木管が素晴らしかった。以前の戦車のようなサウンドよりも、今の方が僕は好みです(というか、正直前の音は苦手でした)。また、以前はこの学校と選曲が似通っていた中国地方の高校は、また別の路線を進み、これまた素晴らしい演奏でした。

このようなオリジナルや玉石混交(というか長生作品くらいしか良いものはないでしょう)の邦人作品ばかりの中、カバレリア・ルスチカーナのような歌心溢れる曲を聴くとホッとするのも事実で、トリを飾るに相応しい演奏で思わず聴き入ってしまいました。今回は全般に「鳴る」演奏が評価されたような気がしますが、どうなんでしょうね。

長々と吹奏楽コンクールについて書いてしまいましたが、審査員の顔ぶれ、演奏順、会場、課題曲との相性、制限時間等々、コンクールの抱える制約はこと吹奏楽に限らないものでしょう。学生時代の部活動として行う吹奏楽が、ある意味体育会的な側面を持っていて、勝った負けたというのは音楽的ではありませんが、青春の1ページとしてありだと思います。僕自身、嬉しい思いも悔しい思いもしました。これが青春!って感じでしょうか。

そこを離れて、例えば趣味でピアノを弾く立場でコンクールで勝った負けたというのは、少なくとも僕にとってはナあり得ない世界ですねぇ。繰り返しになりますが、演奏する機会があればそれだけで嬉しいのですが(演奏しないで帰りたいときもありますけれど)、できるだけテクニック以外(笑)の制限はない状態で臨めればと思うところです。そして、一度で良いから「感動(共感)したよ!」と云われてみたいものです(なさそう・・・)。

10/23
【トレーニング】 体幹(部屋トレ)、ストレッチ60分
【ピアノ】 プレリュード、フーガ~平均律第18番、プレリュード~クープランの墓

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック