N響の「ボルト」


9月2日に放映されたN響の演奏会で、コンドラシンが来日して客演したときの演奏が披露されました。

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画面に映ったのは懐かしい顔ぶれ。徳永兄弟はもちろんですが、津堅さん、伊藤さん、宮本さん、内山さん、似鳥さん、百瀬さん・・・ファゴットの岡崎さんなんて凄くお若い。そして、ユーフォのソロは三浦さんでした。チューバは多戸さんだそうです。

コンドラシンのタクトは表情豊かで、しかもキビキビとした快適なテンポ。特に第8曲のフィナーレが驚異的な速さ。あの当時サラリーマン楽団と云われ、「熱」を感じることがあまりなかったN響が、そのタクトに応えて、必死でくらいついていった熱演に胸が熱くなりました。この演奏は凄いなと思いました。

さて、この曲はあまり演奏されることがないような気がします。吹奏楽でも、ショスタコというと祝典序曲や5番の第4楽章が古くからのメイン、ときどき「馬あぶ」「黄金時代」などがコンクールで自由曲として採り上げられたりする程度だったかと思います。

そんな中で僕の記憶に残っている「ボルト」の吹奏楽版は尼崎市吹奏楽団の2001年コンクールでの演奏です。木村先生の編曲で第1曲序曲、第4曲コゼルコフの踊りと彼の友人達、第8曲全員の踊りと大団円をセレクト。ピリッとしたアレンジで、引き締まったとても良い演奏だったと思います。トランペットは最初から最後まで大変で、他の楽章(曲)もあるのに何で?と思われていたのではないでしょうか。

全体にピーンと堅牢な作りの演奏だったのですが、フィナーレのトロンボーンとチューバがメロディを奏する前のスネアドラムがつんのめってしまって、とても惜しかったと思います。それでも、銀賞はないんじゃないのと録音を聴いた限りでは正直思いました。

ローマの祭りの関吹と当時向かうところ敵なしだった土気CWはともかく、あとの3団体は・・・天野作品ですからねぇ。ショスタコも曲そのものの価値という点ではしんどいかも知れませんが、GRをいくら素晴らしいサウンドとメカで聴かせてもなぁ。今さらこんなことを書いてみても仕方がないのでもう止めておきます。このエントリーにあたって改めて聴いたところ、色々と思い浮かんできてしまいました。

この当時振っておられた辻井先生も引退なさいました。辻井先生と云えばお父様の市太郎先生も有名で、よくコンクールの審査員をなさっていました。阪急百貨店の内輪話や関西大会の講評と全日本でのそれとで自由曲の作品としての評価が真逆だったりして面白かったです。

阪急の話はおそらく鈴木先生から聞かれたんでしょうけど、職場の部(当時)はどこも仕事との両立は大変でしたから、ちょっと依怙贔屓なんじゃないの?と思ったりしたことを思い出しました(笑) あと76年の高校の部のBJの講評、ありゃ酷かったです。銅賞が多くて厳しい結果でしたが、もうちょっと書きようがあったんじゃないかと。

9/10
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