江口玲&阪田知樹デュオ ~巨匠が愛したピアノたち ニューヨークの銘器で聴く


19日月曜日はニューヨーク・スタインウェイCD75の105歳の誕生日。毎年恒例となった江口さんのリサイタル、今年は若き俊英阪田知樹さんとのデュオでした。

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ピアノの方の相棒は1887年製のローズウッド。プログラムは、まずデュオでブラームスのハイドン変奏曲、続いてソロで交互にお二人が弾いたあと休憩。ラストはまたブラームスで、2台ピアノのためのソナタでした。

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ソロの方も曲によってピアノを使い分けていて、各々前半2曲はローズウッド、後半2曲はCD75を使ったため、そのたび毎に移動させてセットして・・・とタカギクラヴィアの方も大忙し。僕のピアノがお世話になっている調律師の方も「今回はゆっくり聴ければよいのですが」と仰っていたのですが、ステージの上でお姿を拝見することに。お疲れさまです。

江口さんはハンガリー狂詩曲(ホロヴィッツ版だろうと思います)で安定の江口節炸裂、パデレフスキでは逆に抒情豊かな味わい深いピアノを聴かせてくださいました。一方の阪田さん、腕に羽根がついているんじゃないかと勘違いしてしまいそうな、軽々としたタッチで美しい音、しなやかに流れる音楽が宙を舞っていました。美しい音楽はCDでも経験済ですが、ライヴではそれが一層際立っていました。

お疲れのところアンコールもソロで各々1曲、そしてデュオでも1曲弾いてくださいました。

中でも江口さんの「グラナダの夕べ」は、5月のファンクラブの集いでお話頂いた「現代は情報が溢れて手軽に知らない風景や音楽が手に入るけれども、ドビュッシーの頃はそうはいかない。初めて手にして見る絵や旅して目の当たりにした風景に対する感動は今とは比べものにならないと思う」(勝手要約です、すみません)という言葉の通りの感動の音世界でした。

静かに流れるハバネラ、見えるのは白壁の家々、それを赤い夕陽が静かに照らしている・・・そんなことを思いながら聴かせて頂きました。

素晴らしいリサイタル、音楽でした。ありがとうございました。

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