イム・ドンヒョク ピアノリサイタル
3日間の熱狂の日に続いて、連休明けの月曜日は紀尾井ホールへイム・ドンヒョクのピアノ・リサイタルにお邪魔しました。
ホールに着いたらいきなり曲目変更のお知らせ。しかも・・・ラヴェルのパバーヌと夜ギャスが、チャイコの四季に変わってしまいました。あれぇ~一番聴きたかった曲が消えてしまってる! 急いでやってきたのになぁ。
そんなこと思って聴いた“四季”でしたが、楽曲のシーンが目に浮かぶような色彩感と叙情性溢れる好演に思わず聴き入ってしまいました。イムさんも肩の力が抜けて、自由自在に弾いている感じで、とても良かったです。
後半はショパンのマズルカ、そして幻ポロ、最後にラフマの2番ソナタと進んでいきます。ちょっと弾き急いでしまったかなぁ・・・幻ポロはクライマックスで十分に音が伸びてこなくて「あー、ここはもっとたっぷり欲しい!」と思ってしまいました。逆にラフマではそれが良い方向に作用したみたいで、エッジを利かせてぐいぐいドライブかける推進力が素晴らしかったです。それもこれでもかこれでもかという感じにならず、しっとりと十分歌う部分も光っていて魅力的な演奏でした。
熱狂の日でご自分のプログラムのほかに、エンゲラーの代役出演もあったようでややお疲れのようにもお見受けしましたが、そんな中でもアンコールはきっちり。まずはラヴェルのパバーヌ、そしてラフマのプレリュード23-5と結構激しい(笑)ラストはトロイメライで締め括り、素敵な演奏会が幕を閉じました。
僕はそのあと市ヶ谷まで歩いて、ジムでトレーニング。連休明けだったせいか遅い時間でしたが、みなさん熱心にトレーニングなさっていて凄い!

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