音楽徒然草
リスト編:幻想交響曲 〜デュシャーブル
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作成日時 : 2008/08/13 09:57
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男子体操も谷本さんも素晴らしかった。
ミスはあったけれども我々が見続けてきた美しい体操と
すべて一本勝ちで「これぞ柔道」を見ることができて幸せでした。
さて、幻想交響曲。
この曲に限らずリストの編曲は真正面強行突破で
炸裂する和音連打、ところ狭しと駆けるオクターブとトレモロ
ともかくゴテゴテしていて厚化粧で暑苦しいかと思いきや
音の薄い部分ではどうしようもない寂しさがあったりとややアンバランス。
ここでも「夢と情熱」や「野の風景」はぽっかり穴が開いている一方で
「断頭台への行進」と「サバトの夜の夢」は原曲を損なってしまいそうなほど
鬱憤晴らしのような音の洪水で所謂リスト節が全開状態になっています。
デュシャーブルは全体にやや早めにテンポを設定
第1楽章や第3楽章ではこのアレンジの欠点をカバーするとともに
終楽章では過剰な装飾を取り払って贅肉のない筋肉質な演奏を展開しています。
何よりもインテンポがキープされていて原曲の世界が再現されているのが凄いです。
一方で「サバトのロンド・怒りの日」の重音グリッサンドが省略されているのを始め
オクターブの左右交互連打も随所であっさりと原曲通りの音型に置き換えられているなど
派手にヴィルトオーゾ的展開を期待するむきからはやや物足りないかも知れません。
個人的には余計なことをしてモタモタするよりはすっきりと纏まっていてずっと好感をもちます。
それにしても何故にリストはこの曲をピアノアレンジしようと思ったのでしょうか・・・?
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