音楽徒然草

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help リーダーに追加 RSS 察知力〜中村俊輔

<<   作成日時 : 2008/07/14 10:45   >>

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試合後のインタビュー等で朴訥に話されるその様子からは
こんなにも物事を深く考えておられるようには思えなかったボクが愚かでした。

常に自分に課題(テーマ)を課し
何をすれば良いのかについて自分で考え行動することによって
経験を積み対応力(彼はこれを「引き出し」と呼んでいる)を会得してゆく。
自分に足りないもの(「壁」)を探して乗り越えるための準備を怠らない。
その壁は理不尽なものであっても真正面から立ち向かう。
失敗しても次に活かすことができるように考えてゆく。
それを日記(彼の場合は「サッカーノート」)として記録しておく。

ポイントは「自分で考える」ということに尽きると思います。
それを彼は愚直なまでに実践されていて本当に頭が下がります。

考える力は、衰えない。経験を積んだ分、判断スピードや質は向上する。年をとればとるほど、考える力を使い、空気を読み、察知できる能力を磨いていく必要がある。

すみません、耳が痛いです。
最後の方に登場するこの一節を読むまでは
「何も考えないで、言われたことだけハイハイとやるヤツが多いよな」などと
偉そうに構えていたところも無きにしも非ずでした、正直なところ。

彼は中二でマリノスのジュニアユースのレギュラーとなったにも拘わらず
だんだんとスタメンに選ばれなくなり、「俺の方が巧いのに」と思っているうち
結局ユースメンバーとなれずに桐光学園で部活としてのサッカーをすることになります。
当時彼はサッカーのスタイルが変わってきていることに気がつく(察知)ことなく
漫然と不満を抱き続けたことがそういった結果に結びついたということに自ら気づきます。
そしてただ腐っているだけでは時間がもったいないと。

よくある話ですが、こうやって克服できる人はそうそういないでしょう。
彼自身がその後の人生でこれを活かしておられるところもまた素晴らしい。

全体にかなりストイックな印象で「そこまでしなくとも」と思わなくもないのですが
そこまでしないとあれだけのプレイヤーにはなれないといういうことなのでしょう。

自戒自戒


察知力
中村俊輔著 幻冬舎新書


P.S. 
気がつくと耳の中で鳴っているのがアルベニスの“エリターニャ”(イベリア第4集第3曲)。
セヴィーリャの旅籠屋兼居酒屋の陽気な様子が眼に浮かぶようです。
この曲についてはちょっと考えていることがあって、それはまた別のエントリーで。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
俊輔の「察知力」は僕も読んでいます。今4分の3ほどです。
俊輔がいつも考えていることが文になり、ほんになったという印象を持っています。
よんちゃん
2008/07/15 10:14
> よんちゃんさま

コメントありがとうございます。

ホントに自分でよく考えていますね、彼は。またこんなにもストイックで大丈夫なのかとも思いますが、だからこそあのようになれたのでしょう。どちらかといえば寡黙な彼がこうやって語りかけてくれたことに感謝したいと思います。
24hirofumi
2008/07/15 10:50

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