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zoom RSS 花輪高校吹奏楽部

<<   作成日時 : 2008/06/03 07:44   >>

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弊ブログにコメントを頂戴するよんちゃんさまのブログの
「プロコフィエフの交響曲は吹奏楽編曲があるのだろうか?」という問いかけに
ホイホイとお調子もののボクがコメントさせて頂いてしまったことで
その演奏、花輪高校の交響曲第3番第1楽章を改めて聴いてしまいました。

東北地方の吹奏楽名門校である花輪高校
古くはクラシックの名曲の丁寧で温かい演奏を聴かせてくれましたが
小林久仁郎先生が赴任されてからはその個性が一層際立ってきました。

花輪高校が採り上げたコンクールの自由曲を
ボクができる範囲で調べた一覧は以下の通りとなっています。
(数字は年度、作曲者/編曲者(不明分は記載せず)

69バッハ: トッカータとフーガニ短調
70ムソルグスキー: 交響詩「禿山の一夜」
71リード: パッサカリア
72スメタナ: 交響詩「モルダウ」
73リムスキー=コルサコフ: 交響組曲「シェへラザード」第2楽章“カレンダー王子の物語”
74ムソルグスキー: 組曲「展覧会の絵」よりプロムナード・小人・リモージュの市場・カタコンベ
75チャイコフスキー: 交響曲第1番ト短調「冬の日の幻想」第1楽章
76デュカ: 交響詩「魔法使いの弟子」
77シベリウス: 交響曲第2番ニ長調第1楽章
78ラフマニノフ/小林久仁郎: 交響曲第1番ニ短調終楽章
79ショスタコーヴィッチ/小林久仁郎: 交響曲第1番ヘ短調終楽章
80ハチャトーリアン/小林久仁郎: 交響曲第2番イ短調“鐘”第1楽章
81プロコフィエフ/小林久仁郎: 交響曲第3番ハ短調第1楽章
82ウォルトン/小林久仁郎: 交響曲第1番変ロ短調終楽章*
83ベルク/小林久仁郎: 三つの管弦楽曲作品6から“マーチ”
84ハチャトーリアン/小林久仁郎: 交響曲第3番ハ長調「シンフォニー・ポエム」
85ガジベコフ/小林久仁郎: 交響曲第2番33
86シチェドリン/小林久仁郎: 交響曲第2番(管弦楽のための25の前奏曲)から*
87名取吾朗: 吹奏楽のための詩曲「永訣の詩」35
88ハチャトーリアン: バレエ音楽「ガイーヌ」から導入部・収穫祭・火焔*
89四反田素幸: 吹奏楽のための幻想曲「壁画」
90ファリャ: バレエ音楽「三角帽子」から序奏・終幕の踊り*
91ルーセル/佐藤正人: バレエ音楽「バッカスとアリアーヌ」
92ブリス/小林久仁郎: バレエ音楽「チェックメイト」から4人の騎士の踊り・黒の女王の登場・終曲
(アスタリスク*を付した曲は東北大会での演奏、その他の年は全日本へ出場)

76年までが佐藤修一先生、77年は廣田俊介先生
そして78年以降はすべて小林久仁郎先生が指揮をなさっています。

冒頭に小林先生赴任以降の個性の際立ちと書きましたが
禿山やシェヘラザードといった今では珍しくもない曲も
その当時では斬新な選曲として捉えられていたわけですし
神戸大会での「展覧会の絵」もバーバヤーガとキエフの大門ではありませんから
勝手な想像ですが何かしらこだわりの気風のようなものが根付いているのかも知れません。

そして小林先生が棒を振られるようになってからは
ラフマニ・ショスタコ・ハチャトリアン・プロコ、果てにはベルクやガジベコフ、ブリスまで・・・。
ボクはハチャトリアンの交響曲2曲が特に印象に残っていて
両方とも活き活きとしたエネルギーに溢れる一方でディテイルも丁寧に作られており
何よりも素晴らしいのはその底流に流れる歌心が見事に表れていることです。
この点で採り上げる曲は異なれども川本高校と共通するものを感じます。
それにしてもシンフォニー・ポエムは完全に自分たちのものにしていましたね。
あれがオリジナルだと云われても違和感がまったくありませんから。
実際、その後小林版がオリジナルとしてあちこちで演奏されていますし。

またウォルトンもバンド・ジャーナルの講評で
上野晃さんが「このコンクールの白眉」と絶賛されていたのですが
(個人的には秋田南の深井史郎、仁賀保の矢代秋雄も素晴らしかった!)
未だに耳にする機会に恵まれません。
どなたか音源お持ちではないでしょうか!(笑)


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コメント(15件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
曲名を見て、壮観というか威圧感さえ感じました。
小林先生はロシアものがお好きなんでしょうか。
それからガジベコフ、シチェドリン、ブリスと邦人作曲家の名前は初めて聞く名前です。
片田舎に生まれて育ち、コンクールとは無縁の高校で吹奏楽をはじめ、大学ではスポーツクラブに入って○○年吹奏楽の現場から離れていました。7年ほど前から吹奏楽に関わるようになったという経歴です。だからコンクール全国大会は別世界であり、憧憬の世界でもあります。そこで演奏される最先端の曲(表現が適切でないかもしれませんが)は、夜空に輝く星のような観さえあります。
花輪高校の演奏は何かの機会に耳にすることができたら嬉しいです。
よんちゃん
2008/06/03 09:50
> よんちゃんさま

コメントありがとうございます。

よくもまぁここまで、という選曲ですよね。毎年楽しみにしていたことを思い出します。小林先生は桐朋のご出身でオーボエ専攻、昨年4月に林紀人先生(かつて中央大学を指揮されていた)の後任として警視庁音楽隊の指揮をなさっています。デビューコンサート(しかもお昼の日比谷の野音)でハチャトリアンの「鐘」を演奏されたそうです・・・。

花輪高校の演奏はブレーン株式会社のレジェンダリーシリーズの4(高等学校編2)「秋田県立花輪高校」でここに挙げたいくつかの演奏を聴くことができますので機会があれば是非お聴きになってみてくださいね。
24hirofumi
2008/06/03 11:00
ウォルトンのレコード(東北大会)持ってますよ。
何年か前にCDに焼きなおしましたのですぐに聞けますよ。 ポエムの地区予選(本人達いわく全国よりも一番の出来だったそうです)のテープも頼めば手に入ると思いますが、私が持っているのは東北での演奏だけです。
ほるん吹き
2008/06/18 20:02
> ほるん吹きさま

コメントありがとうございます。

ウォルトンの演奏を持っておられるのですか、羨ましいです。この年の東北大会では出演順1番でしたよね。どんな演奏をされていたのでしょう?
24hirofumi
2008/06/19 08:03
一言でいうなら『いかにも花輪』ですかね。

ホルンパートの高校生離れした演奏に耳が釘付けになりました。ちなみにわたしは高3の東北ではポエムにやられてダメ金でした。前半の六団体で金賞5(代表3含む)で、この年は銅賞なしという結果は驚きでしたが終わってみれば金銀半分づつでしたね。
http://hanshorn.cocolog-nifty.com/blog/にコメントいただければCDを差し上げれると思います。
ほるん吹き
2008/06/20 19:41
> ほるん吹きさま

コメントありがとうございます。

あの年の東北代表は花輪、秋田南、青森山田で、青森山田の豪快なディオニソスの祭も印象的でした。このときはボクの出身校も出場していたのです。ホントに遥か昔の話に思えてしまい今は昔ですが(笑)ほるん吹きさまのブログ、拝見致しました。機会をみつけてコメントさせて頂ければと思っております。よろしくお願い致します。
24hirofumi
2008/06/21 19:52
ありがとう御座います。

ちなみにムジカ・フローラ代表の葛西君はポエムの時のTubの一年生ですよ。環太平洋音楽祭グランプリ時の三年生とういことになりますね。
ほるん吹き
2008/06/22 01:49
> ほるん吹きさま

コメントありがとうございます。

みなさん色んなところで吹奏楽に繋がり、ご活躍なさっていて素晴らしいことだと思います。ほるん吹きさまも母校の面倒をみておられますし。ボクもそろそろ顔くらい出さないと・・・。
24hirofumi
2008/06/22 09:33
面倒をみてはいません。ただ顔を出し続けているだけです。いい加減辞めるべきか思案中です・・・
面倒を見るという意味では関東のK大学のO先生を呼べるだけのお金でも用意できればいいのですが、なにぶん高所得ではないのでそこまでは出来ずにいました。

『つて』はあるんですが(東京○人の指揮者)さすがに頼めずにいました。

CDの準備ができしだいメールにて当方の連絡先等をお伝えして、ご連絡します。7/5地区予選なのでその後になると思います。  では、いつも帰りが遅いので深夜で申し訳ありません。
ほるん吹き
2008/06/23 23:22
すみません、シンフォニーポエムの書き込みを見ました。東北大会ではマリンバの部分はフルート・クラで演奏していますよ。先生に数年前に全国でマリンバに変えた理由を聞いたら運指の関係で変更したそうです。そのCDも送ります。
仁賀保の矢代秋雄(交響曲 4番?)もウォルトンと同じレコードに入っています。当時の東北の激レア選曲を楽しみにしていてください。(仙台1高のグランドキャニオンなど)
ほるん吹き
2008/06/23 23:42
> ほるん吹きさま

コメントありがとうございます。

ボクは顔を出しすらしていないので・・・。現役当時はOBの方々は煩い人たちだと思ったこともありますが、時間を作って我々のところへ駆けつけてくださるのは大きな力になりました。コンクールの一週間前にボロボロにされるとそりゃ燃えますよね(笑)

今やボクの出身校はOBの姿もあまりなくかなり寂しい状態だそうです。OBと現役で音楽を作ってきた学校なので、それがそのまま今のレヴェルに繋がっているような気もしています。みんな立派な楽器のみならず、高価な仕掛け(リガチャー)は持っているらしいのですが、出てくる音、音楽が伴っていないとか。

CDの件、恐れ入ります。お忙しいところ大変ありがとうございます。楽しみにさせて頂きます。
24hirofumi
2008/06/24 08:01
昔の花輪高校は凄かったのですね
小林先生が凄いというか
出てくるだけで空気が変わる団体だったとか
弦一徹
2008/06/27 21:31
> 弦一徹さま

コメントありがとうございます。

花輪高校は独特の雰囲気があって、今日はどんな演奏を聴かせてくれるのかワクワクさせてくれる存在だったと思います。
24hirofumi
2008/06/28 16:58
亀レスで失礼します。
小林先生が昨日カーネギーホールで振ってられましたので、その記事を探してて通りすがりました。
ウォルトンの年にトロンボーンを吹いていました。
上野さんの白眉というコメントなど、覚えていていただいてありがたいです。
あの年はずっと続いていた全国出場を逃し、大変つらいところもありました。
LPを出して聴くことも少なくなりましたが、あのときの演奏は何か自分にとって特別です。

失礼しました。
yas
2010/10/12 01:20
> yasさま

コメント大変ありがとうございます。返信が遅くなり申し訳ございません。

あのときのBJはまだ実家にあると思いますが、辛口でズバズバ斬っていく上野先生が褒めておられた上に講評のコメントも長かったことは今でも覚えています。演奏を聴く機会がなかったことがとても残念です。
24hirofumi
2010/11/07 14:24

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